2014年9月28日日曜日

難度海と芥川と遭難 the sea that is difficult to cross(in the life)

Japanese and English =Buddhism in japan (the True Pure Land School)


From: Ryuta Kikutani
日付: 2014年9月20日 9:51
件名: No.1372【難度海と芥川と遭難】
the sea that is difficult to cross(in the life)
To: simizu.h





おはようございます。菊谷隆太です。

【一からわかる仏教講座】

いつも読んでいただき、どうもありがとうございます。

============


最近建物の外に出ると、

涼しげな風と野焼きの香りがして、

心が安らぎます。

田舎の秋の風情を体いっぱい受けて

ほっとするような、郷愁にかられるような思いになります。



【今日の仏語】は『難度海』です。


==============


『難度海』とは、私たちの人生のことです。

親鸞聖人は人生を海に例えて、

「難度海」と説かれています。



苦しみ悩みの波が次から次へとやってくる海のようなものだ、

と説かれています。

しかも360度、どこを見渡してみても水平線、

島影一つ見えません。



波は激しくても陸地が見えれば、

それを希望に懸命に泳ぎ続けることができます。

しかし見渡す限り空と海だったら、

いったいどこに向かって泳げばいいのかさえ分からず、

不安でいっぱいです。



芥川龍之介は難度海の人生を

「地獄よりも地獄的だ」と表現しました。

この言葉に壮絶なものを感じます。

生活には不自由はなかった人です。

名誉も地位もお金も恵まれた、成功者です。

その芥川にして何が「地獄よりも地獄的だ」と言わせたのでしょう。



地獄くらいではない、地獄よりも地獄だ、というのですから、

よっぽど辛くなければ出てこない表現です。

これが単なる形容詞でなかったのは

35歳の青酸カリによる自殺でもわかります。



夏目漱石は奥さんにあてた手紙の中で

「人間は生きて苦しむための動物なのかもしれない」

と記しました。

このままずっと苦しんでくだけなのか、と嘆いている。

人生の目的わからずに

このまま生きていく限り、苦しみの波と戦い続けるのなら、

地獄よりも地獄、でないか。。



生きる目的があれば苦しみも癒される。

島影が見えれば波にほんろうされながらも

頑張れるのです。

それがもう見つからないと希望のない遭難者ほど

辛いことはないでしょう。



『そんなにしてまでなぜ生きなければならないのか』

わからないまま生きていかねばならない苦しみ。

この深い絶望感、それでも生きていくことのむなしさ

それを芥川も漱石も敏感に感じ取っていたのではないでしょうか。



この難度海を明るく渡す大船あり、

と宣言されたのが親鸞聖人です。




============

【お友達にこのメルマガのことを紹介されたい方のために】

こちらからメールを送っていただくと登録できます。
無料配信、解除も自由です。
↓↓↓↓↓↓↓↓
j+1676@accessmail.jp
あるいは
メールアドレスを○○の部分に打ち込んでいただければすぐ登録できます。
http://www.accessmail.jp/public/member_add.php3?pk=pkikutan&e_mail=○○○

このメルマガの登録解除をご希望の場合は、以下のURLをクリックしてください。
   ワンクリックで登録の解除を行う事が可能です。
  http://accessmail.jp/z.php3?pk=ugGgDBLI&em=simizu.h18@ezweb.ne.jp

ご質問、ご要望、何でも相談はこちらです。
↓↓↓↓↓↓↓
r-kikutani@jdss.jp

=============
┌──┐
│\/│
└──┘
執筆発行:菊谷隆太
http://kikuutan.hatenablog.com/

0 件のコメント:

コメントを投稿